伊田の家づくりについて
日本は、地震大国としても知られ、1995(平成7)年に発生した阪神淡路大震災では6,434人の方が亡くなり、約20万件の家屋に全壊または半壊の被害がありました。
また2011年3月11日(平成23年)に発生した東日本大震災では、2万人近い方が亡くなり、家屋の全・半壊は約40万件にも上っています。
被害状況は様々ですが、東京や埼玉などの大都市圏で大型の地震が発生すれば、より大きな被害となることは確実です。
阪神淡路大震災で亡くなった方の8割の方が、家屋や家具の倒壊による圧死として推計されており、大きな地震では大切な我が家が凶器にもなるとわかっています。
伊田テクノスでは、お客様に永く安心して暮らしていただくために、耐震性にこだわった家づくりをしています。
伊田テクノスのつくる木の家は、本来から地震に強い構造を持っています。それは、木の強さと丁寧な施工により実現しています。
木は1300年以上も生き続けます
木は伐採された後、乾燥することで強さが次第に増していくという特徴があります。
圧縮・引っ張り・曲げなどに対する強度は、およそ200~300年経った頃に最大になると言われています。
そして、1000年ほど経って、ようやく伐採した時と同じ強度に戻ります。
建立されて1300年以上も経つ奈良の法隆寺も、その強さは建てたばかりの頃とさほど変わらないということになります。
木は鉄やコンクリートより粘り強い
木は同じ重量で強度を比較すると鉄の4倍以上の引っ張り強度、コンクリートの5倍以上の圧縮強度を持っています。
木は軽量でも強度の高い建材。構造材として最適な材料と言えるのです。
地震列島の日本では最近5年間に単純計算で3日に2度、震度4以上の地震が起きています。(気象庁データベースより)
地震による揺れのエネルギーは、建物の重さに比例します。
優れた強度を持ちながら、同時に軽さも兼ね備えた木の家は、地震の影響も少なく、大きな被害を受けずに済みます。
これまでの大地震でも、大型ビルは倒壊しても、基礎からしっかり建てた木の家は大丈夫だったという報告も数多くされています。
伊田テクノスは、全棟で構造計算を実施し、耐震性の高い家づくりをしています。
住宅の建築において基礎工事は、もっとも重要な部分です。
どんなにデザイン性に優れた高性能の家であっても、基礎工事が十分でなければ、長く生活していく間には家が傾いたりして、取り返しのつかない問題が生じます。
家の設備や内装に問題があったとしても、後で変更することはできますが、基礎の部分はコンクリートでつくられるため、簡単に変更することはできません。基礎を変更するということは、家を建て替えることに等しいのです。
お客様の目に見える個所ではありませんが、伊田テクノスでは基礎工事は特に気を配り、慎重を期して行っています。
基礎工事を行う際のポイントは次の通りです。
基礎構造体の骨組みになるのが鉄筋の配列です。
工事完了後自主検査を行い、その後、第三者機関の検査を受けるなど、精度の高い配筋を行っています。
基礎工事で使用されるコンクリートは、生コン工場でコンクリートを調合してからコンクリートミキサー車で運ばれてきます。
当社では、生コン工場も現場に最も近いJIS規格工場を選定し、良質のコンクリートを打込みます。
また打込みは、適正な振動を加えながら、型枠内にすき間なく行います。
コンクリートは、水・セメント・砂利・砂を混ぜて作ります。
その比率も決まっています。
基礎工事を行う時に気になるのが天候です。雨が降ってしまうと、屋外の作業である基礎工事ができないのはもちろんですが、コンクリート硬化前に雨が降ってしまうとコンクリートに水分が多く含まれてしまい、強度が低くなってしまいます。
そのために事前に天気予報をチェックし、雨が予想される場合は作業は延期。
再度、好天の日を選んで行います。